ピポピポ!!!!( ;´Д`)
2017, 07. 09 (Sun) 15:56
暗譜する時の負荷が飛び抜けて高いので、忘れる前に再開しといた。
・バッハ大王様:おフランス組曲3番のメヌエット
一応、2声なのでフランス組曲の中では暗譜しやすい。
手の動き的にも、インベンションより少しとっつきやすいかな。
ただ、インベンションほど例題っぽくないというか、音楽的に捻られてますな( ;´Д`)
まぁ、組曲だし、そりゃそうだね( ;´Д`)
レッスンで見てもらった時をピークに、気づいたら音楽に聴こえないくらい劣化して、修正方法も見えなくなった。
しょうがない、1年くらい封印するか。
…と思ったんだけど、最近弾き方を改善してみたら、良い感じで弾ける曲が増えてきた。
じゃぁ、この曲でも試してみるか。
お、悪くないなぁ。
ちゃんと曲が呼吸してる感じになったぞ。
やっぱ綺麗な曲だなぁ…さすがバッハ様( #´Д`)
…と思ったんだけど、翌日弾いたら、また窒息演奏に戻ってた。
あらららら?????????( ;´Д`)
曲が酸欠起こして紫色になってる。
見直してみると、改善前の手の使い方に戻ってた。
まだ染みついてないので、ちょっと散漫になると、すぐにうんこ癖が復活してまう。
集中し直した。
あぁ良かった。再現した( ;´Д`)
これなら、インベンションも再着手できるかな。
・バッハ大王様:インベンちん13番
暗譜しただけで、レッスンしてもらってなかったやつ。
多分ちょっと忘れてるだろうから、弾きながら思い出すかな。
確か…
♬チャララ
♬ララララ
♬ルッリッ (タラララ)
♬ルッラッ (ダラララ)
…だったかな。
ですよね、バッハ様( #´Д`)
よし、スタート!!
♬チャ…つるっジャラン…ラ…ラ
♬ラ…ガツッ!ララボコっラ
♬ルっっドカッバキッつるっボンッいたたたた( ;´Д`)
♬rドゴッベキッミシミシミシッガラガラガシャン…ぬぁあああバッハチクショー!!ピポピポしてて全然わかんねーぞ!!
根こそぎ消滅してたので、ゼロから暗譜し直した。
最近は、2ページ程度の曲ならその日に全部暗譜できるようにはなった。
大抵の曲は、左の音が和音とかアルペジオとか、ようは概ねグループ化されてるし、覚えやすいし忘れづらいし思い出しやすい。
でもこの曲、初めて接した曲みたいな感覚が最後まで続いた。
対位法とか体位法を全く理解してないからだろう。
こんなんで人前で弾こうとしたら、飛んじゃうでしょ( ;´Д`)
しょうがないから、2声になってる左右の音をバラして、いちいち関連性を覚えてみた。
そのうち、うっすらと法則性が見えてきたので、フレーズだかテーマになってるっぽい集合体を意識しながら詰め込んでみた。
ぬぅぅ、、あっちこっちにピポパポ移動しやがって!!( ;´Д`)
結局、覚えるのに数日掛かった。
でも、時間掛けたおかげで、からくりが見えてきたぞ。
向こうの人たちって、数学と現地語の距離が、数学と日本語の距離よりもずっと近い。
まぁそれは当たり前なんだろうけど、音楽も、日本人の想像以上に、数学や言語と距離が近くて、ようするに発想が一緒なんだね。
って事は、縦(2声で対になってる音)も横(次に出てくる音)も、単にその調で使う音だから、って訳だけじゃなく、組み合わせや経路に必然性(択一という意味じゃないけど)があるんだろね。
でもって、たとえチェンバロ曲だろうが何だろうが、スラーとかスタッカートとか強弱緩急も、ある程度は理詰めで割り出せるんだろう。
楽譜っていう形式で記録されてるわけだし、まぁそりゃそっか。
和声とか楽典の解説書だと、この辺の背景というか前提を踏まえた説明してくれてたりするのかな。。何か超怪しいんだけど( ;´Д`)
あと、話飛ぶけど、バロック音楽って鍵盤曲に限らず、やけにカクカクしてる。
バロック音楽とステンドグラスって、組み方の発想が似てるのかな?
ステンドグラスはルネッサンスの前からあるよね?
あとあと、絵画のキュービズムって、パノラマ版ステンドグラス?
(読み返した時に気が向いてたら調べてみるのを想定して書いてるので、無視してくらはい)
まぁこれで、少しは実感が伴ってきたぞ。
このくらい音が詰まってると、何とか仕組みを推測できるな。
ギロックさんの偽バロック(略して、偽ロック!!)だと、音の数を絞りすぎてるのか、日本人の俺にはあんまり分からんかった。
こっちは音が多い分、弾くのは難しくなるけど、色んな調の曲を使って音楽を説明する教材としては、このくらい音が入ってた方が理解しやすいわ。
こりゃ、面白いわ~。
もぅ~、バッ君たら~(=´∀`)=σ))´Д`💢)
- 完 -
コメント
吉瀬 弥恵子
こんばんは♪
バロックは四角いですから・・・
弾きながら自分の癖を客観的に見られるのが
素晴らしいと思います!
頭いい人って、音楽理論以外のことにも
気付くんですね~(*´∇`*)
尊敬です☆
モル作
吉瀬さん
確かにバッハさんに限らず、ヘンデルさんのオケ曲とかも、何というか、音が移動がカクカクしてますな( ;´Д`)
当時の世の中や文化を考えてみたら、何となく理由が見えてきました。
あんまりつらつら書いてるとブログの雰囲気が堅くなっちゃうので避けますが、artって単語の語源が「人工」である事、当時のキリスト教の受け止められ方を踏まえると、カクカクさせてるのも必然なんだろなぁ、と。
手癖は、ずっと気づかなくて、最近やっと分かったんですよ( ;´Д`)
多分、ここ1年くらい掛けて、変な手癖がついちゃったっぽいです。
3ヶ月くらいで完全に矯正できるかな、と見積もってます。
いもコン
こんにちはー(・▽・)
カクカクしたものを滑らかに弾くって・・・ヒデブーですねぇ(=▽=)
難しいなぁ
でも聴くのは好きです♪
イギリス組曲の楽譜を以前購入しましたが
ちょっと手をつけてそのままですよ(〇▽〇)げへへ
いつか 1つだけでも完成させられるように頑張ります~(>▽<;)
お仕事!
やってみたかったことにチャレンジできるのは楽しみですね♪
それでは また~
ね~み♪
どうもです~(^^)/
バッ君、奥が深いですよね~~~。
でも関われば関わるほど?面白くて深みにハマる感じですよね。
バッハってやっぱり暗譜が難しいんですね。
暗譜は素直に諦めてるので良いんですけどモル作さんは暗譜されたのですね~!
私はアナリーゼとか全然出来ないヒトなんですけど、論理的に考えてこの音の並びは必然とかそういうのがあるんでしょうね~。
やっぱ奥の深い世界ですねー
モル作
いもコンさん
ひでぶーですねぇ。笑
確かにフランス組曲は、カクカクは音程自体に任せて、弾き方は滑らかにした方が良い感じに響くようです。
これ、おピアノ会で人前でも再現できるよう練習しときます( ;´Д`)
イギリス組曲はめちゃ格好良いですね。
略して、イギくみですね( ;´Д`)
いもコンさんなら、組曲丸ごと仕上げてコンサートできますよ多分。笑
モル作
ね〜みさん
バッ君の曲を始めると、その日は他の曲を全く弾きたくなくなる事がよくあります( ;´Д`)
インベンション、暗譜にやたら時間かかりました。
しかも、暗譜しても全然弾けないので、笑っちゃうくらいスローモーションで弾いてます。
私もこんな記事書いといて、ちゃんとしたアナリーゼは全然できないんですよ( ;´Д`)
この休み期間にお勉強しようかな、と思ってたんですが、仕事のお勉強を急ピッチでやっとく必要が出て、頓挫しました。
でも、素人分析ながらも、暗譜する過程で、バッハさんの音の組み方や移動のさせ方が少し見えてきて、偉人の脳みその凄さに驚いてます( ;´Д`)
この人の曲がたくさん残ってるのは、我々にとって幸せな事ですね( # ´Д`)
やぢま
理系の人はバッハ好きだと思います~。
あの(いい意味で)理屈っぽいところがハマるのではないかと。
だがしかーし!
インヴェンションのアナリーゼなんか真面目にやっちゃうと
おそらくライフワークレベルなのでは・・・w
めちゃやりがいありそうですけどね。(^Д^;)
モル作
やぢまさん
確かにバロックはデジタルっぽい動きするし、理系に好まれそうですね。
昔、バッハの平均律は一生うんたらかんたら的な記述をあちこちで見ました。
多分、そのライフワークレベルの事を言ってるんでしょうね( ;´Д`)
私の場合、正攻法の分析スキルは全然ないので、当面は、他分野の知識で邪道アナリーゼをしてみようと思ってます。
更に時間掛かりそうです( ;´Д`)
2回くらい人間やって、間に魚類とかも挟めば、何とかなるかもしれません。
くだダヰナ
テトリスのC typeほんといいですよねぇ。。。(*´ェ`*)
バロックといえばピポピポって感じですよねw あれファミコンっぽい気がして大好きです!
>音楽も、日本人の想像以上に、数学や言語と距離が近くて、ようするに発想が一緒なんだね。
ああ!なるほど、アウフタクト≒前置詞とか言われてるし。ただ、音楽にゼロの概念がないのが最初すごい嫌だったんですがw、最近は、やっぱゼロない方が直感的かもとか思ってきましたw
音程、音度も長だの短だの完全だの、ややこしくてキレそうでしたがw、音階のせい(オクターブ12分割するけど、7音採用っていう構造)だろうなぁとか。数学的だけど、ちょっと言語寄りっていうか、無理やりキリスト教にこじつけてたりw(三位一体=完全体=◯が欠けたCが4分の4拍子とか、「え・・」ってなりましたw)
バロックって、やたら高速でピポピポした16分音符だらけだなぁとは思ってましたが(単に、鍵盤ソロだとダンパーペダルない時代に、ベース音を擬似的に持続させてるっぽくしたかったから?とか思ってましたw)、ステンドグラスの発想はなかったです!モル作さん、美術、建築にも造詣が深いんですね!着眼点やばっΣ(゚Д゚)すごい!めっちゃ面白いです!!!
モル作
くださん
ファミコンっぽいですね。笑
特にちょっと速いやつは、ファミコン的なキャラがジャンプしたりするのが浮かびます。
確かにゼロの発想がないですね。
休符はちょっと自己主張が強くて違う気がするし。笑
前置詞の説明、なるほど!!と思いました。
イントネーション的に一致してますね。
美術は、大して詳しくないんですよ( ;´Д`)
でも、ステンドグラスとデザインの発想や用途が酷似してるような気がしました。
透明でカクカクピカピカしたパーツを切り貼りして教会で使う、みたいな。笑
この戦闘民族っぽい人の1:09〜のとことか。
https://youtu.be/osg_WmeLxQk
ステンドグラスは多声音楽と違って二次元だろが、と思う人もいるかもですが、あれも奥行き(光とか込みだけど…)は念頭に置いて製作してそうだし。
この辺は、いずれ深追いしてみたいところです。
くだダヰナ
戦闘民族??と思って見てみたら、予想以上にサイヤ人サイヤ人しててワロいましたwwww 鋭い目つきといい、髪の色といい、分け方といい。耳飾りも、もうポタラを数珠つなぎにしてるようにしか見えないww この人、一体何人フュージョンしてるんだろw
てか、この曲めっちゃカッコイイですよね!!自分ど素人ですが、バッハつまみ食い聞きで惚れた曲の一つですw チェンバロバージョンしか聞いたことありませんでしたが、ピアノ版もめっちゃいいですねぇ!
ただ、モル作さんのせいで、演奏に「ポーヒー!(エネルギー弾)」「シュビィッ!(瞬間移動)」「ド~~~ン!!(山が吹っ飛ぶ音)」とかのSEが脳内でミックスされてしまって腹筋がww いい動画をありがとうございますw
ステンドグラス、確かにカテドラルの形とか、光とか、窓同士の配置とか考えられてますよねきっと。深追い考察記事楽しみに待ってます!!
モル作
くださん
このサイヤ人ピアニスト、確実にヤムチャより強そうですね。笑
あの曲がお好きなら、これも結構良いんじゃないでしょか。
https://youtu.be/e65_OFyZNJU
どっちも、何か空気のうねりがあって好きです。
ステンドグラスと発想が似てるように感じたのは、最初は単なる印象に過ぎなかったんですが、使える色に縛りがあって、その色を対比させながら色彩や輝きを表す、みたいな発想がやっぱそっくりだなぁ、と思いました。
↓の2つは、結構示唆的でした。
ピチナ
http://www.piano.or.jp/report/02soc/tkhs/2006/04/12_5747.html
知恵袋
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1394029748
バッハさん絡みの話は、あんまり書いてると面倒臭い人たちも湧いてきそうですが、でもこの時代の発想は現代とかなりかけ離れてて面白そうなので、何か発見したら躊躇なくトンデモ理論を断言しまくりたいです。笑
完全に異文化な場所と時代に想像を巡らせるのって面白いですよね〜(=´∀`)
そして、散々宣った挙句、スーパーヘナチョコ演奏を、恥じらいながらアップしたいです。
くだダヰナ
リンクいっぱいありがとうございます!
つべ動画、BWV1056?どっかで見たことあるような・・・と思ったら、これの第2楽章(アリオーソ?「棺桶に片足突っ込んで~」なんちゃらと同じメロディっていう穏やかなあれ)をお気に入りに入れてましたw 第1楽章ははじめて聞きました!第2楽章とはエラい雰囲気違いますねw でもこの、まさにうねるような重々しい感じ大好きです!ww
最近この辺も時々脳内ループして困りますw
https://youtu.be/xn-GCDIJ6cU
>使える色に縛りがあって、その色を対比させながら色彩や輝きを表す、みたいな発想がやっぱそっくりだなぁ、と思いました。
まさにファミコンのドット絵に通じるとこがありますね!ますます興味湧いてきました!
ピチナ
チェンバロとピアノ、共鳴装置と倍音、そうだったんですね!
実は自分、どちらかと言うとチェンバロの方が好きだったりするんですがw、「チェンバロでは、指が弦に直に触れているような感覚を得られます。」とか言われると、生チェンバロ触ってみたくなります!!
知恵袋
なるほど。「バロックは淡々と弾くべき」は後付の解釈の一つだったんですねー
「バロックはポップスにも通じるものがある」とかどっかで聞いたことあって、どういうことか気になってたんですが、通奏低音のリアライズとか即興性ってのがそれだったんですね!クラシック=楽譜に絶対服従!ってのも、後からできたお作法だったとは。。
でも、数字付低音から都度都度、最適な演奏を組み上げるとか全く出来る気がしないんでw、「バッハは、装飾を演奏者に任せるのをやめて楽譜に記す、ということをやり始めた、特殊な人なので」ってのはすごい助かる気がしますw(それでも当分弾ける気しませんがw)
>完全に異文化な場所と時代に想像を巡らせるのって面白いですよね~(=´∀`)
ほんとですよねぇ!(*´ェ`*) モル作さん理論と演奏、楽しみにしてます!!
モル作
くださん
BWV1056の第2楽章は、ピアノで弾いてアップしてる人も結構いますね。
第2楽章も綺麗な曲ですね〜。
BWV1060は初めて聴きましたが、満員電車の中で癒されてますよ。笑
ドット絵を見ると、頭で2声の曲が流れますよ。笑
そういえば昔、手塚治虫さんがルードウィッヒって漫画の中で、ベトさんが平均律を弾いた時に、レンガを積み上げる絵を差し込んでたのを思い出しました。
ピチナって意外と面白い記事多いんですよね〜。
ああいうのを読むと、電子ピアノ論争とか、くだらなすぎてげんなりします。
私もチェンバロの値段とか調べちゃいました。笑
あのチェンバロ愛に満ちた記事を読むと欲しくなりますね。
でも、めっちゃ高かったです( ;´Д`)
プロの人は、装飾音とかトリルとか結構好き好きに入れてますね。
まぁでも、バッハさんの曲は、音が強そうなとこは「チロリ〜ン」って覚えとけば大体合ってるかな、とか思ってます。
このやり取りを通じて、バッハさん演奏のハードルがかなり上がったので、動画撮る時はそのハードル高いを下から潜ろうと思ってます。笑