発情するモルと繁殖するモル 

2012, 12. 06 (Thu) 08:26


「メスっ子はどこじゃー!」と周囲を隈なく嗅ぎ回る、がっつき過ぎなモル作さん


ハムスターとか超小型動物程じゃないけど、モルは繁殖力が高い。
多頭飼いでオスとメスを飼う時は、増えても大丈夫な時以外は、別々のケージで飼育する。
モルの繁殖を検討する時は、モルの年齢や体調、出産間隔、シーズン(真夏や真冬の出産はなるべく避ける)、飼い主の経済状況、モルに割ける時間、などなど、全部問題ないか検討する。

オスは生後2~3ヶ月、メスは生後3~4ヶ月で発情し始める。
メスの発情間隔は15~19日位で、4~17時間位、発情する。
オスはいつでも「やったるで~」な感じだけど、メス自身が発情してない時に誘われると、後足で蹴り飛ばす。
メスが発情期になると、飼い主が背中に手を置いたりオスが乗っかった時に、背中を弓なりにして「ばっちこーい!」状態になる。

メスの身体的に、妊娠に問題ない時期は、体重が500gを超える頃からで、最初は生後半年位で交配して、生後7~8ヶ月位までに最初の出産すると、身体への負担が少なくなる。
最初の出産が生後7~8ヶ月を超えると、恥骨分離が起きにくくなって難産になる。

交尾すると、受胎効果を高める為に、メスの膣がオスの分泌物で数時間、栓をされる。
その後、60~80日位で出産する。
出産間近になると、恥骨結合が開き始めて、15㎜まで開いたら48時間以内に出産して、1~6匹(平均3~4匹)産まれる。
抗体は胎盤を経由して移行する。

モルの赤ん坊は60~110g位で、産まれた時から目が開いてて、生後1時間以内に歩き始める。
生後14~28日位までは授乳期だけど、永久歯も生えてて、柔らかい牧草なら食べられる。

メスは分娩後、約10時間で発情するけど、分娩後の発情期は排卵数が多くて出産数が多くなるので、妊娠中毒になりやすい。

メスは妊娠すると栄養価の高い餌を食べる必要があるので、牧草はチモシーからアルファルファに変える。
出産後は、母乳をたくさん出す必要があるので、水もたくさん飲む。

モルの赤ん坊は、最初は母乳で育って、生後4週目位(体重150~200g)から離乳し始めるので、アルファルファを上げる。
で、1歳位になったら、チモシーに移行させる。
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モル語学 

2012, 12. 03 (Mon) 12:40


噛み合わないコミュニケーションの末に、念願のブロッコリーにありついて、興奮のあまり瞳孔が開きかけるモル作さん


モルは、鳴いたり歯を小擦り合わせたチャッティングノイズという音で会話する。
飼う前は知らなかったけど、とにかく声の種類が豊富で、鳴くというより、言葉を喋ってる感じ。
基本、会話する動物なんだと思う。
なので、モルマスターを目指すなら、モル語に堪能になろう。

★シュクシュクチキチキ(歯を小擦り合わせた音)
チャッティングノイズって言われてるやつ。
うちのモル作の場合は、私が帰宅した時に、小屋から顔だけ出してチキチキ言ってる。
で、私がチキチキ返すと出てきて餌を要求してくるので、本人確認をしてるように思える。
という事で、警戒モードで「誰だ?」とか「もしもし」みたいに相手に呼びかけてるんじゃないかと。

★クルックー(鳩声)
意味不明。
何が言いたいのか、さっぱり分からんす。
何となく、仲間のモルを探してる気がする。

★ピョッピョッ(鳥のさえずり声)
意味不明。
驚いた時って説があるけど、嘘臭い。

★プイプイ(豚声)
この声を聞いた事ない奴はモル飼いじゃないと思う。
説明不要の、何かを求めてる声。
基本的には「メシよこせ」
モル作は歩き回ってる時にもプイプイ言ってるけど、多分何か欲求を伴ってるんじゃないかと。

★フォィッフォェッ
狂おしく何かを欲してる。
モル作は、最高級チモシーの袋をガサゴソする音に反応してるから、大好物を「早くよこせ」って意味だろう、と。

★高いゴロゴロ
happyな時に出すんだそうな。
撫でたり餌を与える時にこの音を出すことが多いとの事。
モル作は毛繕い中しか、この声を出さなくて、撫でると涙目で固まるか、頭でグイッと手をどける。
つまり、あんまり懐いてないと思われる。

★低いゴロゴロ
不快な時や、発情期にオスがメスを求める時の声。
うちでは、洗濯機の脱水音に反応してこの声を出してる。
いくらモル作でも、洗濯機に発情する程あほじゃないと思うので、威嚇してるんじゃないかと。

★キュイーッ(甲高い声)
超痛いか超恐いかでパニクってる。

モルの社会生活 

2012, 12. 01 (Sat) 02:45


「友達?彼女?家族?何それ美味いの?」と現実逃避な上に、飼い主の事は眼中にないモル作さん


★モル同士
モルは仲間と色んな声を交わしたり毛繕いし合ったりしながら、集団行動をするので、多頭飼いすると、本来のモル全開の姿が見られる。

モルは性格自体はとても温厚だけど、他者に対する思考は一部、人間とちょっとだけ似てる。

オスは縦社会的な力関係を常に意識してて、多頭飼いすると同性と喧嘩になりやすい。

メスは比較的、横並び思考で他者との関係を作るっぽいけど、人間と違って、同性と壮絶に歪み合ったり足を引っ張り合ったりはしない。
異性に対しても割と穏やかで「超高級ブランドの無農薬で有機栽培なチモシーとイタリアンライグラスを食べ切れないくらい持ってきてね。でも、牧草だけだと飽きちゃうから、野菜も毎日届けるのよ。あと、美容の為にビタミンCサプリの入ったミネラルウォーターも忘れずにね。貴方は畳で十分よね。繊維入ってるし。食べ物に拘るなんて男らしくない。あら、顔色悪いわね。どんな時でも笑顔でいられない器の小さい男は嫌いよ。これだから草食系はね。でも、暑苦しい男も嫌。女の子扱いしないでちゃんと同じ目線で考えて欲しいの。でも、女子は色々大変だから労わってね」なんて無茶振りはしない。
…なので、メスは多頭飼いに適応しやすくて、オスはあんまり多頭飼いには向かないって言われてる。

ただ、あくまで基本的な傾向はそうってだけで、それぞれ性格があるから、馬が合う相手もいれば、合わない相手もいる。
ちょっと距離があった方が上手くいく相性もあると思うから、多頭飼いしてるうちに喧嘩が増えて来たら、別居させた方が無難。

あと、当たり前だけど、オスとメスをずっと同じケージで飼い続けると、ねずみ算式にどんどん増えちゃうし、メスの身体にかなり負担を掛けるので、計画的に飼う。

集団生活する習性があるって事は、群れから疎外されるって感じると、孤独感でストレスになる。
病気や繁殖等の都合で別々のケージで飼う場合は、寂しさを感じてるかどうかを上手く読み取って、ある程度飼い主が補えるように配慮する必要がある。

★モルと人間
基本、モルに取って人間は、命を脅かす最大の天敵だと思う。
今でも毎日数万匹のモルが食物として消費されていて、実験台としても使われ続けてる。
飼育用として産まれたとしても、ブリーダーやペットショップ、飼育者の元で粗末に飼い殺されたり、不適切な飼い方で短命に終わるモルもかなりいるだろうから、愛情のある飼い主に、それなりに快適な環境で適切に飼われて幸せに一生を送る、っていうモルは、ひと握りかと。
まぁそれをどうこうするつもりはないけど、せめて個人に飼ってるモル達には、幸せに暮らして欲しい。

モルからすると、人間は巨大な捕食動物なので、構う時はモルの恐怖心やストレスに配慮する。
例えば、モルは真上から掴まれると、食べられると思って恐怖を覚える。
高い所が苦手で、幼い時に慣れてないと抱かれるのを恐がる。
骨や筋肉、皮膚も繊細なので、優しく撫でないと押さえつけられてるように感じる。
声を交わして疎通を取って不安を解消する軽減する動物だけど、大きな声や低い声だとモルを怯えさせる。

あと、人間の子供は親の目が届かない時に、自分より弱い存在に対して抑制が効かなくなってかなり残酷になる場合が多々あるし、優しくて動物好きな子だと、今度は構い過ぎてストレス死させる危険がある。
よっぽど動物を理解してない限り、大惨事に繋がる可能性が結構高いので、子供がいる家庭でモル飼いを検討してる場合は、親の欲目抜きでその子の特性を見極める必要がある。

そういう事を踏まえて十分に配慮して、適切なコミュニケーションを取りながら世話を続けてれば、モルの恐怖心が軽減して、段々心を開いてくる。
ただ、犬や猫みたいな肉食動物みたいな慣れ方は困難で、赤ん坊の頃からよっぽど上手く世話をするか、相当な愛情と配慮があった場合だけじゃないかと。
モルが抱っこやブラッシングをねだって来たり、飼い主の気配がする時でも目を完全に閉じて眠るようになったら、その飼い主は、モルにとって最高の家族なんだと思う。

★モルとその他の生物
モルは身体はそこそこ大きいし、力も意外とあるけど、物凄く気が弱いので、大抵の動物よりも戦う資質に掛けてる。
下手したら、ハムスターのが強いかも。
というか、モルはそういう動物じゃないので、他の動物との接触は危険。

といっても、基本的にペットとして適切愛情を受けてる哺乳類は、飼い主が可愛がってる動物を家族と認識するので、犬や猫みたいな肉食動物は、むしろモルにかなり優しく接したりする。
なので、犬と仲良く鼻を近づけてクンクン嗅ぎ合ったりしてるモルも結構いるみたい。

でも、災害時みたいな緊急事態の時みたいに、緊張や強いストレスで抑制が効かなくなると、本来の闘争本能やハンティングの欲求が目覚めて、モルが標的になる場合がある。

あと、ウサギみたいに、モルが感染すると危険な病原菌を生まれつき持ってる動物もいたりする。

なので、モルを他のペットと一緒飼う場合は、ケージ越し以外の接触は極力避けた方が安心。