南総里見八犬伝について 

2015, 02. 07 (Sat) 20:39

南総里見八犬伝という物語があります。
あらすじは、↓こんな感じ。



結城の戦いに敗れた若武者里見義実(よしざね)が、安房へ落ち延びる。

安房国滝田の城主になった義実が、隣国の館山城主安西景連(かげつら)の攻撃に遭う。

愛犬の八房の働きによって敵将景連は討ち取る。

八房は、敵将景連を討ち取った功績で、伏姫(ふせひめ)を連れて富山の洞窟にこもる。

姫を取り戻しにきた許婚の金碗大輔(かなまりだいすけ)が、鉄砲で八房を射殺して、伏姫にも傷を負わせる。

八房の子を身ごもっていた伏姫が自害する。

伏姫が幼い頃に役の行者(えんのぎょうじゃ)から授かっていた護身の数珠から八つの玉が飛び散る。

飛び散った玉が八方へ飛んで、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の霊玉を持つ八犬士が生まれる。

金碗大輔は出家してから、飛び散った八つの玉の行方をもとめて旅に出る。

八犬士達が集まって、里見家のために色々活躍する。

八犬士達と巡り会った金碗大輔は、二十数年ぶりに八人を里見義実のもとへ連れ帰る。

里見家の家臣として里見家の危難を救った八犬士が、義実の八人の孫娘をそれぞれ娶る。



私は恥ずかしい事に、30代になるまでこのお話の内容を知りませんでした。
題名から何となく、八匹のわんころによる敵討ちの話だと思い込んでいました。
すなわち、↓のような出だし想像していました。



むかしむかし、ある所に、おじいさんとおばあさんが暮らしておりました。
二人に子供はいませんでしたが、犬を一匹飼っていました。

ある日、お城からお侍さんがやってきて、よく分からない理由で、おじいさんとおばあさんを殺してしまいました。
家も焼かれてしまいました。
おじいさんとおばあさんが飼っていた犬は、飼い主と住処を失い、野良犬となってしまいました。
犬は、復讐を誓いました。

「殺るわん!」

今までは、時間になると優しいおじいさんとおばあさんがご飯を持ってきてくれました。
これからは、自分で食べ物を調達しなければなりません。
おじいさんやおばあさん以外の人は冷たいものです。
餌なんてくれませんし、中には棒切れで追い掛け回してくる人までいます。
元飼い犬は次第に人里を離れ、山の方へと移りました。

山での生活は、元飼い犬にとっては非常に厳しいものでした。
どこもかしこも、先住者の野犬がいて、見つかると追い回されました。
餌となる小動物や鳥は、簡単には捕まりません。
時たま、新鮮な死肉を見つける事もありますが、大抵は先住者の野犬達が先に見つけて食べてしまいます。
元飼い犬は、何とか確保した僅かな餌を食いつなぎながら、日々、寝床を変えて暮らしました。
おじいさんとおばあさんの仇を取る処か、日々の暮らしすら危うい状況に、途方に暮れるわんころ。

「困ったわん…」

- 完 -
スポンサーサイト