モル作どん、死にそうになったけど生還した
2016, 06. 15 (Wed) 19:47

一命を取りとめたモル作さん
モル作の様子が急におかしくなった。
何も食べない。
寝てばっかり。
俺に1番近い位置に来て寝る。(普段は俺から離れた場所で、基本、俺にケツを向けて寝る)
寝る格好も超怠そう。
で、近所の小動物も診れる動物病院に連れてった。
予約時に、以下を伝えた。
・種類、年齢、性別
・普段と比較して何が違うか
・人にどの程度慣れてるか
病院に着く頃には、モル作は超ぐったりしてた。
これは、相当やばいな( ;´Д`)
診察台でタオルに包まれるモル作どん。
まず、体温を計ってみよう、とケツに体温計を差し込まれるモル作さん。
モル作は童貞だけど処女じゃなくなった。
体温計が奥まで入らない模様。
取り出すと、濡れた土と草が混ざったような物がついてる。
モル作は、大量のフン詰まりを起こしてた( ;´Д`)
消化不良も起こしてるらしい。
速攻で症状が判明した。
で、スプーンみたいな器具で、うんこを全部掻き出した。
凄い量( ;´Д`)
掻き出す間、モル作は医師の手に蹴りを入れまくってる。
体温を計ると、通常よりやや低め。
体重も880g
オスにしては、かなり軽い。
要するに、やつれてる。
他におかしな箇所がないか、外観チェック。
モル作はその隙を見逃さずダッシュした。
タオルの塊が走り出した、みたいになった。
慌てて捕まえた。
外観的には問題なさげ、との事。
次に、レントゲン診断。
脆弱なペットを人に渡して目の届かない場所で待つ、というのは、大丈夫だと分かっててもかなりハラハラする。
胃がキリキリしてきた( ;´Д`)
レントゲン写真が焼き上がった。
モル作のレントゲン写真とか、超不思議な感じ。
医師の説明が始まった。
フン詰まりの結果、腸にガスが溜まってる。
他は特に病気の兆候は見受けられない。
何か食事面で思い当たる節はあるか。
1個思いつくのは、ニンジンだ。
モル作は、定期的に食べ物の好みが変動する。
ここ半年くらいで、異様にニンジン好きになった。
ニンジンを受け取ると、目をひん剥いて小屋に持ち帰って、猛烈な勢いで食べる。
思い起こしてみると、最近は勢いが良すぎて噛み方が大雑把に見える。
…と伝えた。
うんこにニンジンは混ざってなかったから断定は出来ないけど、高齢モルの胃腸に、ニンジンみたいな生野菜は負担になる可能性がある。
ガッついたら消化不良を起こす可能性も高まる。
モルモットは、理論的には8歳くらいまで生きる事もあり得る。
けど、実際の診療現場での経験則としては、3歳で老け始めて、4~5歳で寿命になる事が多い。
モル作は既に6歳を超えてる。
かなり高齢者だから、全ての内蔵の機能が低下してる筈だ。
なので、今後の食事は、主食の乾燥牧草以外は少なめにした上で、与える時もかなり細かく切るようにするのが無難だ。
飼い主目線が偏ってたようで、問題意識がなかった。
ニンジン、もうやばかったんだな。。
モル作、すまん( ;´Д`)
大量のフン詰まりを起こしてた割には、まだ表情に生気がある。
毛艶と体格、脚の力、内蔵のレントゲン写真から判断するに、先天的な病因もなさげで、せいぜい、左目に目ヤニが溜まりやすい程度。
基礎体力や代謝能力にかなり恵まれた個体だ。
衰弱死してもおかしくないものを、よく耐えた。
今の状態から回復すれば、暫く元気だろう。
ただ、年齢的にはモルモットの限界に達してる状態だ。
近い将来、ガタッと老け込む時が来る。
その時は、天寿が近づいてると思って、受け入れつつケアして欲しい。
何か異変があったらすぐに連れて来るように。
で、ヤクルトみたいな乳酸菌飲料を処方された。
無理やりでも良いから何とか飲ませて、と。
詰まったうんこを掻き出したからって、胃腸が治る訳じゃない。
食欲が戻る事、定期的に正常っぽい外観のうんこをする事、これをクリアすれば、持ち直したと判断出来る。
3日後にまた来ちくり。
診察料は、およそ以下の通り。
基本診療 →2000円
レントゲン2枚撮影 →7000円
レントゲン診断 →2000円
薬 →1000円
合計 →12000円 →)´Д`)ぐはっ!
…しかし、モル作の命を救われたんだから安いもんだ。
帰宅後、超ぐったりと寝そべるモル作どん。
お疲れ様。
眠ってるって言うより、気持ち悪くてぶっ倒れてるように見える。
今にも死にそうな顔してるけど、本当に治るのか?( ;´Д`)
薬を飲み込ませても逆流しそうなので、一旦休ませてから飲ませる事にした。
暫くすると、のそのそ起き上がって、牧草を食い始めた。
いつも、牧草をある程度食べたら水を飲むので、給水ボトルに乳酸菌飲料をぶち込んで設置した。
普段と大分違う匂いがするけど、飲んでくれるか?
飲まなかったら、強引に飲ませるしかないな…( ;´Д`)
あっさり飲んだ。
結構美味いらしく、ガブガブ飲んでる。
で、また寝床に戻った。
睡眠 → 食事 → 水 → 睡眠 → 食事 → 水 → 睡眠
…と繰り返してくうちに、少しずつ動作が活発になってきた。
うんこもしてる。
でも、普段より全然少ない。
翌日、さすがに目が離せないので、仮病を使って会社を休んだ。
罪悪感はあったけど、普段、結果出してるんだから、たまには良いだろ、と強く念じて粛々とさぼった。
午後になると、かなり動きが良くなってきた。
夕方には、うんこするペースも上がってきた。
よし、上向いたぞ!!( ;´Д`)
数時間後、普通にうんこしまくるようになった。

そして、動きが戻った。

これで、山は超えた( ;´Д`)
- つづく -
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