捕ま『っ』たんじゃなくて、捕ま『え』たんだよ!!( ;´Д`) 

2017, 02. 10 (Fri) 20:15

痴漢のおっさんとっ捕まえた話のつづき


駅員におっさんを引き渡そうとしたけど、めっちゃ嫌がって受け取らなかった。
びくびくしながら「では、こちらに云たらかんたら」とか言ってる。
何か駅員側のルールがあるのかも、とも思ったが、単にこういう事態に慣れてない感じ。


おっさん「行きませんよ私は!!こういう時、駅員室まで行ったら、無実でも絶対に有罪にされるって聞いた事ありますからね!!」

それはそうだろうけど、実際やったんだから何の支障もないだろ、と脳内で突っ込んだ。


おれ「取り押さえてないと絶対逃げますよこの人」

駅員「そっそそそそそそそそそうですねね、、、ですよね。。では、あのあの、そのままでですね、、駅員室までお連れ頂けますでしょうか( ;´Д`)」

おれ「…」


結局、俺と被害者の女の子でおっさんを抑えながら駅員室に引きずってった。
おっさんは暫く、病院に行きたがらない犬みたいにズリズリ踏ん張ってたけど、段々と力がなくなって来た。
駅員は「こちらになります」とか言いながら、ひたすら前だけを向いて引率する。
こんな前向きで真っ直ぐな奴は初めて見たよ。

駅員室に入って、駅長に事情を説明した。
この駅長は対応が落ち着いてた。


おっさん「だから誤解だってちゃんと説明したし、女性とも話ついた認識なんですけどね。それが、後になって急にこの人に乱暴に押さえつけられたんですよ!!」

女の子「いいえ、この人に痴漢されました。触られてる最中に手を掴んで爪痕もつけたから間違えようがありません。怒鳴られて恐くなって引き下がってしまいました」

おっさん「いやいや、確かに私の手が当たったかも知れません。でも、それは混雑してたから仕方ないんですよ。こんな事で痴漢扱いされてたらおちおち通勤もできn…」

おれ「いやいやいや、当たったどころか、むしろ物凄く積極的に触って手を動かしてましたよ。あんな動き、初めて見ましたよ。ぷっ。あと、触ってる最中に彼の肘が私に何度も当たったのを見てるので、間違いないです」

おっさん「いやいやいやいや、あなたほんと、何なんですか。あんたに何が分かるって言うんですか。駅員さん、私この人に投げ飛ばされたんですよ。暴力ですよ暴力」

おれ「だったら警察にそう言えば良いじゃないですか。こっちは一向に構いませんよ。それで、あんたの罪が軽くなる訳じゃないと思いますけどね」

女の子「あ、あと、電車に乗る時にホームでこの人と目が合ったんです。そしたらわざわざ別のドアの前からこっちまで来て電車に乗り込んで来たんです」

駅長「ほんと最低だね。もうすぐ警察が来るから、何か言い訳したい事があるなら、警察署で話して下さいね」

おっさん「だから俺は無実だって言ってるんだよ!!」

駅長「あのさぁ、こんな事言いたくないけど、あんたさっきからガムくちゃくちゃ、ふてぶてし過ぎるんだよ。わざわざ人を不愉快にさせて開き直ってるの?私には、あんたが常習犯にしか見えないよ」

おっさん「ぐぬぬ…それは失礼しました。ぺっ。でも、ほら、私は怪しい者ではなくこういう者で、あの、ほらちゃんと身元も確かで名乗れる人間なんですよ」


おっさんが女の子に名刺を渡した。
おっさんは、Iさん(39歳)だった。
こいつは犯罪者だけど、一応イニシャルに留めときます。


警察の到着待ちになった。
そして、もうすぐ午前9時になる事に気づいた。
勤怠連絡しなきゃ( ;´Д`)

当時いた会社は、スーパー下請けブラックITだったので、俺はプロジェクトの元請け企業に出向してた。
なので、元請け会社と自分の会社に電話して、事情を説明した。

元請け会社のプロジェクトマネージャーに状況を説明し、証言しなきゃいけないから出勤はかなり遅くなるので休ませてくれ、と言った。
それは素晴らしいね。でも糞忙しいから手短かに済ませて、何時でも良いから出勤時刻が分かったら連絡するように、との返事だった( ;´Д`)

次に、自分の会社に電話した。
事務の人が出た。
この人は堀北真希みたいなルックスと雰囲気で、いつもプリプリ怒ってるので、俺はかなり苦手だった。
勤怠の取り扱いについて確認したいので、事業部長か社長に替わってくらはい、と伝えた。
社長が出た。


おれ「…という事なんですけど、これって遅刻とか欠勤になるんですかね?」←せこい

社長「いえいえ!社会貢献とか、あと公務への協力みたいな事になるし、出勤扱いですよ!!」

おれ「ぐふふ( * ´∀`)」

社長「念の為、確認なんですが、捕ま『っ』たんじゃなくて、捕ま『え』たんですよね?」

おれ「捕ま『え』たんです!!( ;´Д`)」

社長「で、ですよね!!あ~良かった!!」

おれ「私、痴漢しそうに見えますかね?( ;´Д`)」

社長「いいいえいえ、あの、人は見かけによらぬものというか、その…念の為、ね」


そしたら、痴漢のおっさんも自分の会社に電話し始めた。


おっさん「何かさー、痴漢に間違えられて事情徴収される事になったから、今日は遅れるよ。なので、あれとこれとそれ、やっといて。全く、最悪だよ!!え!?やってねーよ!!」


これを聞いて、こいつ完全に終わったな、と思った。

駅長が俺と女の子に名刺を渡して来た。


駅長「痴漢問題は本当に厄介なんです。現状では有効な防止策がなくて、あなたのような人に鉄道の平和が守られてると思っております」←自慢ポイント

おれ「ぐふふふふ…(# ´∀`)」


やっと警官が来た。
で、俺とおっさんの顔を交互に見比べた。


警官「え~と…どっちが痴漢ですかね?( ;´Д`)」

俺と女の子「この人です!(ビシィッ!!」

おっさんは全員から目を逸らした。


- つづく -
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