ハツモツ!!!( ;´Д`) 

2017, 05. 28 (Sun) 20:13

先日の弾き合い会で、エネルギーを注入されて、家でピアノ椅子に座るのに抵抗がなくなった。
完全に心機一転したかったので、新しい曲を始めた。


・ハチャトリアン:ピポピポ

「エチュード」とか「イワンは忙しい」という邦題がついてる。

1年くらい前にちょっとだけ練習しただけで自然消滅してたやつ。
その時は、結構難しく感じた。

今、楽譜を見てみると、あら、意外と頭に入りやすい。
この人の曲は3つめなんだけど、音の降り方がみんな一緒だ。
これならすぐ覚えられるし、ちょっとずつスピード上げてけば、まぁすぐに形になるだろう。

…結果的には、予想の3倍くらいの時間を費やした( ;´Д`)
ハチャさん、舐め腐っててすいませんでした。


ピポピポを覚えてる最中、モツさんのコンチェルトを聴いてた。
そしたら、モツさんのピアノ曲を何か弾いてみたくなった。

モツさんのオケ用の曲で、バイオリンとかクラリネットの音色を聴くと本当に綺麗だな、と思う。
だがしかし、この人の鍵盤用の曲は、何でこれピアノ用にしちゃったコロコロ?( ;´Д`)みたいな印象を持つ事が多かった。

聴き方も、先にベートーベンの超長い曲を聴いて、その後にモツさんの曲を聴いて、あぁモツさんアナログだなぁ細やかだなぁ、みたいな、比べて面白がる感じだった。

ピアノで弾きたいと思えて、なおかつ弾けそうな曲なんてあったっけ?
14番ソナタとか、そもそもアマチュアじゃ弾けなさそうなのしか浮かばない( ;´Д`)

で、探した。

あっさり見つかった。


・モーツァルトさん:マエストロ対位法氏の葬送行進曲 (K.453a)

初モツさん。
楽譜的にもアクション的にも、そんなに難しくはなかったので、ピポピポよりも先に暗譜が済んだ。

この曲、強弱を極端に振り分ける感じ。

でーんでーででーんでーんでっ ←強。いかにも葬送行進曲って感じ
ちゃーらーらーらーらーら ←弱。お花畑な感じ

この弱の、ちゃーらーらーらーらーら、ってとこは、楽譜の表記的には、右手の単純な重音メロディになってるんだけど、曲のタイトルから推測するに、両手で対位法っぽく弾く想定なんだろう。
実際、youtube上で、そういうふうに弾いてる動画が幾つもあった。

なので、両手で弾いてみた。
何か妙に可笑しさを感じた。
曲調としては、お葬式っぽい重厚さと、何か救済のような優しさが含まれてる、と言えるんだろうけど、実際に弾いてみると、何か辻褄を合わせて取り繕いつつ、こいつ絶対ふざけてるだろ、みたいな匂いがプンプンした。

邦題も訳もちゃんと訳し直すと、対位法の大先生殿の葬送行進曲、みたいな、ちよっと馬鹿にした感じだし。

で、もうちょぃ調べてみた。

やっぱりブラックジョークだった。笑
http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/op4/k453a.html

確かに、youtube上でも、ちゃーらーらーらーらーらっていう弱のフレーズに入る前に、妙な休符を補完してるっぽいのと、本当に楽譜のまんまなのとで分かれてた。

変な間がない演奏
https://youtu.be/TNuHQ6KFLQI
https://youtu.be/vmgHI0q2BoY
https://youtu.be/biAbt9k6WjQ

↑の動画は、重音もそのまま右手だけで弾いてたりするのもある。

妙な間がある演奏
https://youtu.be/afLwheyBXVY
https://youtu.be/qreS-wdAAdg
https://youtu.be/s09SxhJPIrE

↑の動画は、重音もわざわざ両手1本指ずつに分けて弾いてる。

ようは、いかにも葬送行進曲って感じの曲調に、しょぼい対位法のメロディを差し込んで、片手で弾ける部分をわざわざ両手一本指ずつ使って縮こまって弾いて、ブプーッとか笑ってるんだろう。笑
なので多分、この変な間も入れてタイミングをずらすのが良いんだろう。
そして、もちろん極力pで柔らかく弾くのが良いんだろう。

そういえば、とあるクラシック演奏家の人が「モーツァルトは人を小馬鹿にしてる曲が多いからちょっと…」って言ってたのを思い出した。
確かに、実際に弾いてみると、俺みたいな楽典の知識に乏しい人間でも、音楽自体にその「人を小馬鹿にしてる」という要素を明確に感じる事が出来た。

モツさんって、良くも悪くも随分コミュ力が高い人だったんだな、と思った。

そんな成り立ちはさておき、曲自体はとても綺麗な上に、やけに色んな技を要求する。
しかも、演奏効果は特に感じられないのに、ちょっと雑になると悪目立ちする。
なので、練習メニューと捉えたとしても充実してる。
モツさん、この曲、俺は気に入りましたが、色々凄いですね( ;´Д`)

なお、この曲を暗譜した時、右腕の前腕の内側の筋が少し痛くなった。
張ってる。
親指の腱の延長線だ。
俺の右手はオクターブまでしか弾けないので、(ド)(#ミ)(ソ)(ド)の和音フォルテを何の脱力や角度の工夫もなく練習してたのがまずかったっぽい。
この曲、あんまり根詰めずに気長に練習した方が良さそうだ。

慌てて、丸一日ピアノを休んでから、ピポピポをメインに切り替えた。


- 完 -
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