残す曲たち 

2018, 12. 09 (Sun) 19:53

会社がだいぶブラック化してきた。
さすがにあんまりピアノ弾いてばっかりはいられなくなってきたので、新しい曲を仕込むのはストップして、手持ちの曲を整備する事にした。

なお、こないだのおピアノ会で色々触発されたからか、いきなり急成長中。


・ギロさん:ジプシーキャンプ

ギロさん曲で、飽きないのはこれだけだ。
しかも、こんなに簡単な曲は、ギロさんでも珍しい。
更に、簡単なのに音に水気があって弾き映えする。
メロディもやかましくなくて、ペダルで遊べる余地も多いので、もう暫く続行かな。

注意点は、遊べる余地を見つけやすいので、人前で弾く時に格好つけて家でもやらないような弾き方をすると、順当にバチが当たる。


クーペさん:L

こいつは暫く捨てられないと悟った。
どんな時でも簡単にできて、済んだらササっと距離を取れる。
他で遊んだり本気になったりして暫く放っといても面倒臭い事にならない。
しかも久しぶりだと、あぁやっぱり綺麗じゃん、と思ってやりたくなる。
何て都合が良いんだ。
キープしとこう。


・グリさん:Op.3-1

最初、叙情15番のワルツをやってみたけど、速攻で飽きた。
やっぱこっちの方が断然面白い。

結構弾けるようになったと思ってたんだけど、先日のおピアノ会で全く弾けなくて、落胆した。
この難易度になると、ある程度の時間の厚みを要するんだな、と思った。

関係ない話になるけど、時々ドビュッシさんとかラベルさんが印象派とか書かれた解説を時々目にする。
でも、技法的にも時代的にも、印象派にこじつけるなら、せめてこっちじゃないの?( ;´Д`)


サチーさん:ジムペ

飽きてきたけど、寝る前に弾くと癒されるんだよね。
和音の使い方というか出し方が、市井の世捨て人っぽくて面白い。

短時間の弾き合い会で、人がまじまじと聴いてる中で弾くような曲ではないかな。
BGMだねこれ。

…と思ってたけど、クラシックをあんまり聴かない人にはやけに受けが良いんだよね。
便利だから、もう暫くキープしとくかな。


シューマンさん:キアリーナ

久しぶりに弾いてみたら、面白かったので再開。
ただでさえ難しいのに、記憶しづらい和音がちらほらあって、覚えてもすぐ忘れる( ;´Д`)
この人の世界は歪んでるね。
物理的な意味で、視界すら怪しく感じる。
それこそもう、例えばりんごを見せて、それが一般的に認識されてるりんごの形と色と大きさで見えてたのか、とか。
でも、そんな状態で大成するんだから、よっぽど才能があったんだろう。
この人の曲は、本当に面白い。

シューマンさんは、他にも弾きたい曲(ポニョじゃないよ)がたくさんあるんだけど、これ以外はむずすぎて、手が出ない。


・ショパさん:マズルカ11番

これも、久しぶりに弾いてみたら面白かったので再開。
マズルカにしては取っつきやすいけど、マズルカ成分も意外と濃い。

この曲は辛気臭さがずば抜けてて、弾いてると、生きる事がとても面倒臭く感じてくる。
でも、物凄く疲れてる時に弾くと、頭の冷却効果がある。


・ショパさん:ワルツ10番

飽きてるけど、たまに弾きたくなるので、一応キープしとく事にした。
前よりは上手くなった気がする。
本当はもっとこう、全体的にふわっと弾きたいんだけど、まだ力が入りがち。
でも、この曲の技術レベルに近づいてきてるぞ。


・ショパさん:12の練習曲2番

文字通り練習曲として、再度引っ張り出した。
結構忘れてたので、暗譜し直しだわ( ;´Д`)
シューマンさん程じゃないけど、ショパさんの曲はパターンが多くて暗譜しづらい。

あと、各フレーズ内のニュアンスが極端に繊細で、しかも、ちょっと誘導的なものを感じる。
イソップの金の斧的な。
なので、ブレずに弾くのが難しく感じる。
ショパンコンクールとかの演奏を聴いてると、かなり上手い人でも、演奏プランをミスりやすいんだな、って思う。
金の斧って言っちゃった、みたいな。笑
まぁでも、そういうのは、演奏の良し悪しとは別の話だし、どんな解釈で弾かれようが、聴けるものはありがたいと思うよ。


・ベトさん:6バガテル1番

いい加減、仕上げたい。
技術が少し向上したので、前より楽に弾けるようにはなった。
手持ちのベト曲の中で1番好きなので、継続。
ベトさんの魂は本当に神々しいね( # ´Д`)
そんな事を思うのは、ベトさんくらいだ。
バッハ大王様は、ほぼ御神体みたいなもんなので、そんな事すら思わないけど。


・ベトさん:6バガテル5番

好不調の波が出やすい曲で、しかも結構飽きてて部分練習する程、新鮮味もない。
なので、もうちょぃ実力が上がるまでさよならしようと思ったけど、嫁さんが気に入ってる曲なので、踏み止まった。笑

まぁ、弾き合い会とかでも結構重宝するし、キープしといて損はない。
数少ない長調のレパートリーだし。


・ベトさん:11バガテル1番

たまに弾くと意外と楽しいので、練習曲としてもう暫くキープしとく事にした。
そして、練習曲として弾いてたら、前に録音した時よりも仕上がりが2段くらい良くなった気がする。


・ラベルさん:豆ロワ1

ソロで弾いてもそんなに難しくないけど、音が少なくて音同士の間隔が長いせいか、緊張すると碌でもない響きになる、と身を持って知った( ;´Д`)
鍛え直し中だけど、だいぶ指に馴染んできた。

なお、この曲は、ラベル全集の楽譜を使ってる。
で、その全集の同じ冊子に、かの有名な亡き王女のためのパバーヌも入ってる。

マメルロアのパバーヌも、亡き王女のパバーヌも、どっちも「何とかババーヌ」って覚えてた。
なので、時々間違えて亡き王女の方の楽譜を開いて練習を始める事があった。
違う曲だし、亡き王女の方はとんでもなく難しいのですぐに気づくけど、マメルロアのパバーヌの練習のつもりで弾き始めると、あまりの難しさにギョッとする。笑


・ラベルさん:前奏曲

指が浮きやすい曲なので、緊張すると崩壊しそうな怖さを感じてたけど、そうでもないと判明した。

メロディがちょっと強いので、歌わせる的な誘惑があるけど、だからと言って抑揚や強弱緩急を意識すると、非常にださくなりそう。
でも、サラッと弾くのが良いのよ、みたいに意識すると、それはそれで非常にださくなりそう。
なので、濃淡だけイメージして弾いてる。


・ラベルさん:ト短調のメヌエット

とても好きな曲なんだけど、終盤が結構むずくて、ラベルさんの想定技術レベルでは弾けない。
どのくらいむずいかと言うと、まともに弾きたいならもう2年くらい他の色んな曲で腕を磨く方が賢明だと思うくらい。

とはいえ、誤魔化し曲想を綿密に作って練習したので、人前でもそんなに無理矢理感もなく自信を持って弾けるようになった。
原曲知ってる人はブチ切れるだろう。
でも、よっぽどのラベルマニアでもない限り、この原曲を知ってる人は殆どいないだろう。
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