パパん捜索9 

2015, 02. 19 (Thu) 00:04

2012年9月13日

叔母さんと2人でお茶を飲みながら、色々話した。

叔母さんはおっ父の姉で、当時うちが困窮してた時に、陰で(おっ父に金使われないように内緒で)おっ母に支援してくれたらしくて、おっ母はこの人にはかなり感謝してた。

おっ父とおっ母が離婚の為の最後の話し合いは、叔母さんの家で行われた。
話し合いの最中は、俺は前述のいとこ達に、近所のハイキング施設に連れてって貰ってたそうな。
その日、叔母さんは、俺の顔を見るのは最後になりそうだからと、写真を沢山撮っといてくれたらしい。

おっ母は、離婚して俺の教育を起動修正する、と主張して、おっ父も合意してくれた。

ちなみに、この時に父方の祖父さんは、不貞寝して、おっ母が切れかけた。
おっ母は、この人の事が大嫌いだ。
俺はむちゃくちゃ可愛がられてて、良い思い出しかないから、ちょっと複雑なんだけど、嫁いびりが相当酷かったらしい。
おっ母は、自分から人に文句つけるような性格ではないけど、反撃に入ると容赦ない。
結果、祖父さんは、おとなしく超絶糞と遊んでるかメシ食って寝てろ的な扱いになって、いつも俺とお遊戯に勤しんでたw
めちゃめちゃ楽しかったww
なので、俺はかなり甘やかされてた。

両親が離婚してから、おっ母の実家で俺の根性を叩き直す事になって、母方の祖父やおっ母に暫くビシバシやられた。
時々、父方の祖父母が恋しくなった。
父方の祖母は、大人しくて上品で威厳のある人で、常におっ母の味方だった。
この人に掛けてもらった愛情は忘れられない。
2人とも他界してる。

尚、両親の離婚後も、俺の根性は叩き直らなくて、小2の時には女の子とガチで喧嘩した上にボコられて完敗した。
母方の祖父は、何て情けないガキだって嘆いて、俺を剣道場にぶち込んだ。
じいちゃんは、自治体のお偉いさんだった。
その伝手でぶち込まれた道場で、しかも、誰よりも厳しくシゴいて下さいとか頼んだらしくて、スペシャルコースのシゴきを延々受け続けた。
毎回、今日こそ殺されると思った。
俺は剣道じゃなくておピアノ習って、エーデルワイスを美しく弾きたかったんだよ。。

でも、母方のじいちゃんは、俺の父親代わりになってくれて、人の在り方を丁寧に示してくれた。
仕事も家事も料理もできて、体罰とかしないし、忍耐強くてユーモアもあって、動物を愛する人、何と言うか、いかにも戦前の男みたいなステレオタイプとは違った価値観で生きてる人だった。
ってか、まだ生きてて、仲良い。
じいちゃん、俺は今だに根性なしでごめんね。

話を戻すと、離婚の話し合いが全部終わって、おっ母が俺を連れて出てくと、おっ父は洗面所で号泣したらしい。
この話は、結構堪えた。

その後、おっ父は日雇いである程度稼いだら、ふらっとどこかに行って何年か音信普通になる、で、また東京に戻って叔母さんに会う、また放浪に出る、って暮らしを繰り返してた。
当時の景気だと、そういう生き方でも余裕で何とかなったらしい。
叔母さん曰く、おっ父を分かりやすく喩えるなら、芸術家から芸術に関わる全てを欠落させたような人だって。最悪www

俺はおっ父も好きだけど、両親が離婚しなかったら、父方の祖父→おっ父→俺、というふうに、負の連鎖を目一杯受け継いじゃってただろうな。
想像するとゾッとする。
今だって微妙なとこが多々あるのに。
彼等が離婚してくれた結果、かなり恵まれた環境で育ててもらえた。
若い頃は、自分の資質や努力の結果、今の自分があるとか過剰な自信を持ってたけど、色んな大人の決断や努力の結果、与えられた部分が多いんだな、って思った。
おっ父とおっ母の選択に心底感謝してる。

叔母さんとおっ母は、いずれ再会するかも知れない。
おっ父とおっ母は、絶対無理だw
おっ父を連れてったら、2人とも首絞められるww

それからまた数ヶ月、2013年になった。

おっ父に貰った腕時計の事を思い出した。
既にお気に入りの腕時計を持ってるので、おっ父にもらった方は、バンド調整だけして、しまったままだった。
歳取ったら使おうと思ってた。
でも、軽くて薄くて正確だから、仕事の日はたまにこっちも着けようかな、と思い直した。

箱から腕時計を出したら、針がギューーーンって回り始めた。
ソーラーパネル式の電波時計が光に当たって動き出した、ってだけなんだけど、動き出した瞬間に思考が止まって、意識が視界だけになった。
暫く針が回ってて、その間ずっとその動きに見入ってた。
解釈しようとすると色々くだらないけど、鮮明でドキドキした。

全部、本当の話。おしまい
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コメント

kuromi

よかった♡

こんばんわ♪
はっぴーえんど(?)で良かったv-352
大丈夫、これからみんなきっと幸せな時をすごせますよv-344
モル作君も赤フンドシ?おめでとうございますv-352
こどものころ、近所にモルモットを飼っているおうちがあって、母親に厚めに切った野菜の皮をボールにいっぱいいれてもらってるんるんで遊びにいてました。懐かしいなv-22
私もシマリス飼ってたことありますけど、齧歯類っていまにも言葉を話しだしそうな顔してますよね♪

2015/02/19 (Thu) 00:23 | kuromi | 編集 | 返信

ゆにくあ

No title

そうですか、そうですか。うんうん。そういう結末だったんですね。

それにしても、{芸術家から芸術に関わる全てを欠落させたような人」ってすごいわ。叔母さんの比喩力、素晴らしいです。

でも、100パーセント最悪な人なんて存在しないというか、たとえ9割駄目駄目でも1割の輝きがあれば、私はその人を許しちゃうかな(・・・って人の親つかまえてすみません:笑)。

最後の時計、止まってた時間が動き出した象徴のような不思議系エピソードですね! 長いストーリー、まとめるのも大変だったと思いますけど、ここでみんなとシェアしてくれてありがとうございました。

2015/02/19 (Thu) 03:38 | ゆにくあ | 編集 | 返信

モル作

> kuromiさん

ども、全体的にちょっと暗かったので、ハラハラさせてしまったかもですね。
パパんは、昔よりは心穏やかに暮らせてるんじゃないかと思います。
ありがとうございました。

赤フンドシって言葉を知らなくて調べちゃいました。
げっ歯類のあの目が好きなんですよ。
確かに、いきなりすっとぼけた事喋りそうな顔してますねw
リスは、冬眠季に本能的に気性荒くなるって聞くので、なかなか大変だったんじゃいでしょうか。

2015/02/19 (Thu) 20:07 | モル作 | 編集 | 返信

モル作

> ゆにくあさん

こんな長ったらしい記事を最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
何度か不思議な事があって、パパんの運に動かされたような感覚がありました。
この一連の時期を経て、自分は感情面少しで性格が変わりました。

叔母は聡明で優しい人で、ほんとに姉弟で随分違うなぁ、って思います。
パパんは関わりのあったあらゆる人に否定されるような人ですが、0.1%くらいは客観的にも良いとこもあるかもです。
自分としては、分かり合える面が結構あって、肯定したいな、と思います。

最後は文にするとちょっと出来すぎで、書くの躊躇したんですが、実際に起きて、心が動く出来事だったので、カットしないで載せとこうって思ったんです。
こんな事もあるんだなぁって思いました。

2015/02/19 (Thu) 20:08 | モル作 | 編集 | 返信

ゆきなぎ

いっきに読ませて頂きました!
まず、素直に読み物として面白かったです!
そして、モル作さんとは環境とか表面的な性格などは(会った事はないにしても)恐らくだいぶ違うにも関わらず、なんか妙に共感できるところがあり、かなりしっかりと心に残りました。
それは何か、感情のルーツ的なところ、感覚的なところかもしれません。

とりわけ、お父様が離婚が決まったときに泣かれていたということ、再開での話で涙ぐみながら話を聞かれていたということ、いわゆる皆から否定されるようなことをした人でも、行動はともかくでも、人としての心だけは純粋な部分があるということに、なにやらとても心を動かされました。
それは単に、行動はまるで違っても(うちの父も問題となる行動があった)、自分の根本的な気質が自分の父に似ているという実感が近いからかもしれませんが(そういや、遺伝で知能とかは母から、気質は父から受け継ぎやすいと聞いたことがあるような。)
行動が問題あっても「悪人」ではない、そういう人の話は何か人間くさくて、心動かされるものがあります。

自分自身、前の前のブログで、徹底して自分のことを書いて、自分の内面を整理しようとしていたことがあるぶん、このような自伝のようなものには強烈に惹かれます。

うまくまとまりませんが、とにかく読めてよかったです!

2017/05/03 (Wed) 00:31 | ゆきなぎ | 編集 | 返信

モル作

ゆきなぎさん

読破ありがとです。笑
私も先日、久しぶりに読み返してみて、我ながら普通に面白いなこれ、と思いました。笑

何となく、ゆきなぎさんには興味深く読んでもらえるんじゃないかな、と思ってお伝えした次第です。
実は前から、ゆきなぎさんとは、考え方の根っこの部分でかなり親近感がありました。
あと、人間的に尊敬してます( #´Д`)

「血は争えない」って言葉を、かなりリアルに感じる体験でした。
もちろん、被害に遭った人達に「許してあげればいいじゃん」みたいに言ったりはしませんが、色々な落ち度を持った人でも、心は腐ってないって人はたくさんいると思うので、そういうところは、先入観無しに尊重したいなぁ、と思ってます。

2017/05/04 (Thu) 11:00 | モル作 | 編集 | 返信

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