モル草 

2012, 11. 06 (Tue) 14:59


「長野県産の生ティモシーの味を覚えてしまうと、他はちょっとね…」と食通ぶるモル作さん


モルは、牧草を咀嚼して歯の伸びすぎを防いで、牧草の豊富な繊維質を盲腸で発酵させて腸内環境を整える。

基本は、子供の時はマメ科のアルファルファを上げて、1歳近くになったらチモシー等のイネ科の牧草を混ぜ始める。
で、ちょっとずつイネ科の割合を増やして、1歳になる頃には、アルファルファをなしにする。
以降はずっとイネ科の牧草を与えて、病気の時や妊娠中は、アルファルファを混ぜる。

アルファルファみたいなマメ科の牧草は、嗜好性が高くて、タンパク質とカルシウムが多い。
1歳くらいまでの成長期や、妊娠期間のモルには適してるけど、それ以外の時期は肥満や膀胱結石の原因になるし、腸の負担も増えるので、1歳を超えたら
、メインは必ずイネ科の牧草にする。

イネ科のチモシー、イタリアングラス、バミューダグラス、スーダングラス、クレイングラス、オーチャードグラス等は、低タンパクでカルシウムも少ないので、大人のモルに適してる。
1番メジャーなのはチモシー。
ただ、幾ら王道だからって、年間を通じて単品を食べ続けさせるのは栄養バランス的にリスクもあるので、チモシー以外のイネ科の牧草も混ぜて上げたり、シーズン毎に比率を変えてみたりした方が良いと思う。
別にチモシーじゃなくても、上記の牧草なら、どれをメインにしても問題なし。
注意点としては、穂ばっかり大量にかき集めて上げたりとか、バランスを欠いた事はしないようにする。

牧草は、刈入れの時期によって、一番刈り、二番刈り、三番刈りに分かれる。
一番刈りは、栄養がたっぷり残っている土壌から育つから、栄養価のバランスが良くて、葉や茎が頑丈で繊維質が豊富。
でも、嗜好性は余り高くない。
二番刈り、三番刈り、と数字が増える程、葉や茎が柔らかくなって、嗜好性が高くなる。

あと、市販の牧草には、乾牧草と生牧草がある。
生牧草は、香りと歯ごたえが良くて甘味があるので、嗜好性がとても高い。
買った後の取り扱いは、生野菜と同じで、一週間以内に全部上げるようにして、余ったらケチらずに捨てる。
普通は乾牧草がメイン。
乾牧草は、ロングタイプだと目に入って怪我をする可能性があるので、数cm程度にカットしてから与えた方が良い、っていう意見もあるみたい。

乾牧草は、出荷前にパッケージングする時に、どの程度圧縮したかによって、シングルプレス、ダブルプレスに分かれる。
シンブルプレスは圧縮率が低くて、茎や穂が潰れず自然に近い形が保たれてるから、固いけど粉が少ない。
ダブルプレスは圧縮率が高くて、茎や穂が柔らかいので、食べやすいけど、粉だらけ。
飼い主の中には、イネ科の植物アレルギーの人が少なからずいて、飼い始めの頃は平気でも、ある日くしゃみが出るようになって、そのうち蕁麻疹が出たりするので、その場合は、なるべく粉の少ないシングルプレスの物を選ぶと、症状が軽減される。
それでも駄目な場合は、アレルギーの飼い主用の牧草ペレットってのもある。
つなぎに小麦粉を使ってないので、素材的に乾燥チモシーに1番近い。

牧草は、色んなメーカーのやつがあって、産地や栽培方法、乾燥方法、仕分けと保管、輸出方法も様々なので、激安品ばっかり買うんじゃなくて、買う前にちゃんと調べた方が安全。
例えば、同じチモシーの一番刈りでも、色や大きさは様々で、食いつきだって全然違う。
国産よりもアメリカ産やカナダ産のが大きくて美味しいらしい。
国産品は、無農薬品だったり、保存方法等、品質にかなりこだわった物がある。
高いけど、色が濃くて茎も葉もしっかりしてて、実際食いつき方が物凄い。
ただ、季節によっては品薄だったり売り切れてたりする。
その場合は、イタリアングラスとか他のイネ科の牧草も同じメーカーで売ってる。

あと、うさぎ用の餌として、たんぽぽとかの野草が売ってたりする。
たんぽぽの葉っぱは人間用の漢方薬にも使われてたりして、モルの胃腸にも良いと言われてる。
ただ、カルシウムもちょっと多いので、上げすぎは注意。
他にもモルの身体に良い野草が色々あるので、色々調べて、おやつに上げてみよう。

他に上げても大丈夫って言われてる野草は、↓こんな感じ。

ノコギリソウ、ヒレハリソウ、ハコベ、クローバー、フキタンポポ、ペンペングサ、オオバコ、ナズナ、ランスロット

唐辛子も上げて良いって書いてある飼育書もあるけど、本当かよって感じ。

逆に、中毒になるから上げちゃ駄目なのは、↓こんな感じ。

アサガオ、アジサイ、アマリリス、アロエ、イチイ、イラクサ、イヌホウズキ、ウルシ、オシロイバナ、オトギリソウ、カジュマル、カポック、カラジュール、キョウチクトウ、クリスマスローズ、ケシ、ゴムノキ、サツキ、サトイモ、サフランモドキ、ジギタリス、シダ、シャクナゲ、ショウブ、ジンチョウゲ、スイセン、スズラン、西洋ヒイラギ、セントポーリア、チョウセンアサガオ、ツツジ、ツゲ、ディフェンバギア、デルフィニウム、ドクゼリ、ドクニンジン、トチノキ、トリカブト、ナツメグ、ヒヤシンス、ベゴニア、ベンジャミン、ホオズキ、ポインセチア、マロニエ、ヨモギギク、ワラビ

野草は、その辺に生えてたとしても、排気ガスや犬・猫・人の糞尿、除草剤、農薬等にまみれてる物が殆どなので、適当毟って食べさせるのはやめて、市販の物を上げといた方が無難。

乾牧草や野草を買って開封した後は、密閉できる容器に乾燥剤と一緒に入れて、冷暗所で保存する。
与えた後も、モルの小便で濡れた状態で置いておくとカビや雑菌が発生して、口内炎や感染症の原因になるので、毎日交換する。
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