モルの社会生活 

2012, 12. 01 (Sat) 02:45


「友達?彼女?家族?何それ美味いの?」と現実逃避な上に、飼い主の事は眼中にないモル作さん


★モル同士
モルは仲間と色んな声を交わしたり毛繕いし合ったりしながら、集団行動をするので、多頭飼いすると、本来のモル全開の姿が見られる。

モルは性格自体はとても温厚だけど、他者に対する思考は一部、人間とちょっとだけ似てる。

オスは縦社会的な力関係を常に意識してて、多頭飼いすると同性と喧嘩になりやすい。

メスは比較的、横並び思考で他者との関係を作るっぽいけど、人間と違って、同性と壮絶に歪み合ったり足を引っ張り合ったりはしない。
異性に対しても割と穏やかで「超高級ブランドの無農薬で有機栽培なチモシーとイタリアンライグラスを食べ切れないくらい持ってきてね。でも、牧草だけだと飽きちゃうから、野菜も毎日届けるのよ。あと、美容の為にビタミンCサプリの入ったミネラルウォーターも忘れずにね。貴方は畳で十分よね。繊維入ってるし。食べ物に拘るなんて男らしくない。あら、顔色悪いわね。どんな時でも笑顔でいられない器の小さい男は嫌いよ。これだから草食系はね。でも、暑苦しい男も嫌。女の子扱いしないでちゃんと同じ目線で考えて欲しいの。でも、女子は色々大変だから労わってね」なんて無茶振りはしない。
…なので、メスは多頭飼いに適応しやすくて、オスはあんまり多頭飼いには向かないって言われてる。

ただ、あくまで基本的な傾向はそうってだけで、それぞれ性格があるから、馬が合う相手もいれば、合わない相手もいる。
ちょっと距離があった方が上手くいく相性もあると思うから、多頭飼いしてるうちに喧嘩が増えて来たら、別居させた方が無難。

あと、当たり前だけど、オスとメスをずっと同じケージで飼い続けると、ねずみ算式にどんどん増えちゃうし、メスの身体にかなり負担を掛けるので、計画的に飼う。

集団生活する習性があるって事は、群れから疎外されるって感じると、孤独感でストレスになる。
病気や繁殖等の都合で別々のケージで飼う場合は、寂しさを感じてるかどうかを上手く読み取って、ある程度飼い主が補えるように配慮する必要がある。

★モルと人間
基本、モルに取って人間は、命を脅かす最大の天敵だと思う。
今でも毎日数万匹のモルが食物として消費されていて、実験台としても使われ続けてる。
飼育用として産まれたとしても、ブリーダーやペットショップ、飼育者の元で粗末に飼い殺されたり、不適切な飼い方で短命に終わるモルもかなりいるだろうから、愛情のある飼い主に、それなりに快適な環境で適切に飼われて幸せに一生を送る、っていうモルは、ひと握りかと。
まぁそれをどうこうするつもりはないけど、せめて個人に飼ってるモル達には、幸せに暮らして欲しい。

モルからすると、人間は巨大な捕食動物なので、構う時はモルの恐怖心やストレスに配慮する。
例えば、モルは真上から掴まれると、食べられると思って恐怖を覚える。
高い所が苦手で、幼い時に慣れてないと抱かれるのを恐がる。
骨や筋肉、皮膚も繊細なので、優しく撫でないと押さえつけられてるように感じる。
声を交わして疎通を取って不安を解消する軽減する動物だけど、大きな声や低い声だとモルを怯えさせる。

あと、人間の子供は親の目が届かない時に、自分より弱い存在に対して抑制が効かなくなってかなり残酷になる場合が多々あるし、優しくて動物好きな子だと、今度は構い過ぎてストレス死させる危険がある。
よっぽど動物を理解してない限り、大惨事に繋がる可能性が結構高いので、子供がいる家庭でモル飼いを検討してる場合は、親の欲目抜きでその子の特性を見極める必要がある。

そういう事を踏まえて十分に配慮して、適切なコミュニケーションを取りながら世話を続けてれば、モルの恐怖心が軽減して、段々心を開いてくる。
ただ、犬や猫みたいな肉食動物みたいな慣れ方は困難で、赤ん坊の頃からよっぽど上手く世話をするか、相当な愛情と配慮があった場合だけじゃないかと。
モルが抱っこやブラッシングをねだって来たり、飼い主の気配がする時でも目を完全に閉じて眠るようになったら、その飼い主は、モルにとって最高の家族なんだと思う。

★モルとその他の生物
モルは身体はそこそこ大きいし、力も意外とあるけど、物凄く気が弱いので、大抵の動物よりも戦う資質に掛けてる。
下手したら、ハムスターのが強いかも。
というか、モルはそういう動物じゃないので、他の動物との接触は危険。

といっても、基本的にペットとして適切愛情を受けてる哺乳類は、飼い主が可愛がってる動物を家族と認識するので、犬や猫みたいな肉食動物は、むしろモルにかなり優しく接したりする。
なので、犬と仲良く鼻を近づけてクンクン嗅ぎ合ったりしてるモルも結構いるみたい。

でも、災害時みたいな緊急事態の時みたいに、緊張や強いストレスで抑制が効かなくなると、本来の闘争本能やハンティングの欲求が目覚めて、モルが標的になる場合がある。

あと、ウサギみたいに、モルが感染すると危険な病原菌を生まれつき持ってる動物もいたりする。

なので、モルを他のペットと一緒飼う場合は、ケージ越し以外の接触は極力避けた方が安心。
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