びよよん!!( ;´Д`) 

2018, 02. 22 (Thu) 12:12

3年近く前の事。

グランドピアノを弾きたくなった。
レッスンの日まで待てば弾けるけど、ピアノ欲は人間の三大欲求のひとつなので、そんな何日も待ってられない。
スタジオに連絡して空き部屋を確認した。

目当てのピアノ部屋は全部、閉店時刻まで予約で埋まってた。
空いてたのは、超タコ部屋のグランドとややタコ部屋のアップライト。
超タコ部屋でグランドピアノの音を延々と弾いてのたうち回るとか、自給自足の拷問としか思えない。
ややタコアップの部屋にした。


アップライトピアノを弾くのは2度目だ。
確か、ちょっと明るい音だったような。


アプ「ぴろんしゃら~ん」

おれ「は!?( ;´Д`)」

アプ「しゃらんびよ~ん」

おれ「えっ!?( ;´Д`)」

アプ「びよんぴろ~ん」

おれ「あら??( ;´Д`)」

アプ「しゃらんぴろんびよ~ん」

おれ「えっ?あら??は!?( ;´Д`)」


びっくらこいた。
軽くて明るい音に細かい金属音が混ざって、不思議な残響だった。

その時は、ピアノの音への固定観念が強くて、グランドの澄み切った音との距離に驚いたからか、あんまり良い音とは思わなかった。
やっぱ、セルフ拷問部屋にしとけば良かったぜ、と思った。

ただ、印象自体はかなり強かったので、それ以降、頻繁にその音を思い出すようになった。


ある日、何かの曲を弾こうとした時に、またその音を思い出した。
で、この曲をあのピアノで弾いたら、どんな感じだろ、みたいな想像をなるべく具体的にしてみた。





ホロビッツ「おぉ、何と表現力豊かな素敵ピアニストぉぉおおお!!( ;´Д`)」

おれ「ぐはははは!!!そうかねそうかね」

スクリュー便「貴方に敬意を表する曲を大体24個くらい作ります」

おれ「わはは!!苦しゅうない、調はある程度定まったものにしてくれたまえよ!!」

ジョンケーヂ「私も43年3ヶ月という曲を…」

おれ「いいです( ;´Д`)」




…あり?何か方向性が違う気がする( ;´Д`)


想像し直した。









おお!!


良いじゃん。


…え、でも、何かアップライトの記憶が美化されてきてるような( ;´Д`)

やだ、好きになっちゃったのかしら( # ´Д`)


で、YouTubeでアップライトピアノの演奏を色々と漁ってみた。

お、良いじゃん(=´∀`)
しかもあの、しゃらんびよよん、はメーカー依存じゃなく、アップライト共通なんだな。
いつの間にか、かなり好きになってた。

そういえば、こんな記事も書いた。
http://morusaku.blog.fc2.com/blog-entry-195.html


その後も、ぴあの屋どっとこむの動画とか観まくってたけど、あんまり観てると社長さんが夢に出てきそうな気がしたので、少しセーブした( ;´Д`)

当時通ってた教室も、1台くらいアップライト入れてくれないかな、とか思ったりもした。
さすがに図々しすぎる上に方向性も間違えてる気がしたので、口には出さなかったけど。


買っちゃおうかな、という思いがよぎったけど、当時健在だったモル作君は、生のピアノの音を聴いた事がない。
いきなりジャランドゴンビシャーン!!とか響いたら、そのままお迎えが来てしまいそうだ( ;´Д`)
当時は本気で10歳超えを狙ってたので、って事は、アップライトは暫くの間、淡い願望に留めて静かに暮らそう、と思った。
それに、電子ピアノはとにかく柔軟性が高い。
音源も音量も自在で、軽くて場所も取らない。
生活環境への影響が殆どない。


…そんなこんなで去年。
目まぐるしい1年だった。

かつてかなりお世話になった恩人が、闘病の末に他界。
そして、親会社同士の確執が激化して社内がカオスに。
そんな中、モル作君、危篤。
一命を取り留めたと思ったら、所属部署が木っ端微塵に( ´Д`)
尻拭いと脱出準備と看病の疲労で背骨に激痛が走る( ;´Д`)
挙げ句の果てに、モル作君、ご臨終。。
消沈してピアノ教室さようなら。
追い打ちで、父親が消息不明に。
毎日ガリガリ君買ってるのに1本しか当たらず。
そして、新しい部署でジョブチェンジ。
結婚。

結婚を境に環境も心身も上向いたし、今はもう平和なもんだ。
碌でもない事が重なった時期も、まぁこの歳で今更メンタルがどうにかなるわけではなかったけど、去年は全体的に、あんまりピアノピアノって感じではなかった。

ブログを読み返すと、その割にはしょっちゅう弾いてるじゃねーか、って思わなくもないけど( # ´Д`)


そんな去年の年末の事。

次の正月、嫁さんの実家に新年の挨拶に行こっか、という話になった。
で、話の前後は忘れちゃったけど、学生の頃に買ったピアノが置いてあるから、とりあえずこっちに持って来ちゃえば?と勧められた。
そういえば、そんな話が何度かあったな。。
当初は現実味を感じてなかったけど、嫁さんがバイオリンやビオラにミュートを付けて弾いてるのを聴いてるうちに、アップライトの弱音ペダルが気になり始めてた。
よし、ちょっと確かめてみるかな。


で、ここ最近の連続アップライト話が始まったわけでござんす。


こうしてはっきり文章にしてみると、俺は相当感謝しないとだな( # ´Д`)


なお、ピアノの名前は、熟考の末、アプりん(おかま)で確定した。


他、候補だった名前

・アプ作(アップライトだから)
・チョモランマ(でかいから)
・アプ子(メスだったら)


- 完 -
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コメント

こと

祝!命名

こんにちは♪

私、ピアノ買うときディアパソンの中古ねらいだったのですが、気になるピアノがあったのでドットコムさんに電話したんですよ。
んで、まーちゃんとお話しました(^.^)>

動画よりもちょっと落ち着いた話し方で、とても素敵な声でしたよ。
説明も丁寧でとても良かったです。
試弾に行くのにちょっと遠かったのでやめたんですけど、行ってみたら今のと違うピアノになったかなとか、そんな妄想でしばらく時間つぶしてしまいます。

「びよよん」は、アップライトの箱の中でしてる共鳴の音ですか?
あれが気になるとは、すごい耳ですね。
私はピアノ歴だけはけっこう長くなりましたが、ほとんど気にしたことなかったです。
先日調律してもらったら「びよよん」が整ったので、調律ってすごいなと思いました。

2018/02/22 (Thu) 15:53 | こと | 編集 | 返信

モル作

ことさん

こんちくわ!!( ;´Д`)

うぉ、社長と話したんですね!
良いなぁ。笑
あの人の演奏好きなんですよ。
話し方も、何かα波みたいなの出てますね。笑
あそこは、ディアパソンとか大橋ピアノとかアポロとか、面白そうな物がたくさんありますねぇ(=´∀`)
一時期、あそこのオリジナルピアノにも惹かれてました。

びよよんは、出所は分かりませんでしたが、打鍵した直後の強い音に混ざってるように感じました。
あのびよよんと、少しパラパラした残響が好きで、アップライト狂いになった感じです。笑
でも、私の耳自体は、あんまり良くないですよ( ;´Д`)
音楽絡みの身体能力で、有用と感じるような秀でたものは多分、一個も持ってない気がします。笑
まぁ、とはいえ、それは特に悲観する材料でもないな、とも思ってる感じなんです。

2018/02/22 (Thu) 18:24 | モル作 | 編集 | 返信

名無しのモル

アプリんさん、検索したら凄い美女が出てきました笑

私もあんまりアップライト触った事あるわけじゃないですが
調律されてないと余計にびよよんしますよね
私もあの感じ結構好きです笑

エレキギターみたいに、アンプなりヘッドホン付けないとほぼ音が出ない生ピアノがあると良いんですけどね~
構造上無理ですが。。。orz

2018/02/23 (Fri) 09:21 | 名無しのモル | 編集 | 返信

モル作

名無しのモルさん

多分、びこさんですね。笑

私も試しにググッてみたら、ガブリエル・アプリンとかいう人が出てきました。笑

あのビヨンビヨンって、ちょっと酔った感じの暖かさがあって良いですよねぇ(=´∀`)

ヘッドホン越しのピアノは、確かに電子音になっちゃいますからね( ;´Д`)
しかも、電子ピアノの音は今はシミュレーションで生成してるのに、生ピアノの消音装置のヘッドホン越しの音はサンプリングだったような。
あれだったら、電子ピアノの方が全然良いですな。

2018/02/23 (Fri) 12:04 | モル作 | 編集 | 返信

H.T

皆さん 楽しくピアノされているようで、私もボチボチですが
頑張ろっと( ・ω・)
今はオカリナとかフルートとか、簡単なピアノ伴奏を作ってます。
素人ですから?✴( >Д<;)ですが、一人で遊んでます。

2018/02/23 (Fri) 17:17 | H.T | 編集 | 返信

モル作

H.Tさん

伴奏作りですか。楽しそうですねー。
H.Tさんの場合、テンポ合わせて二重録音して合奏できますね。

私はそろそろ、今まであんまりやった事ない毛色の曲もやってみようかな、と思い始めてます。

2018/02/23 (Fri) 20:28 | モル作 | 編集 | 返信

ゆきなぎ

前の記事の録音、残念ながら聞こえにくかったので、次を待ってます。
にしても、方向性の違う想像がウケました。大体24個とか笑

前に書いた記事のリンク、ツェルニーのノクターンを初めて聴いて、これいいな!と
他のノクターンも聴きまくりました。
これはもっと知られるべきですね。

2018/02/23 (Fri) 22:56 | ゆきなぎ | 編集 | 返信

やぢま

アップライト愛にあふれた記事ですね。
愛器には名前つけたくなりますよね♪
「自分の一部だから」と名付けない人もいますが(それもまた愛)
私個人はピアノは(大きさがアレだけに、他の楽器と違って)
自分の身体の外部に存在する相棒、という感じがしています。

刑事さんの43年3ヶ月は、今が弾き始めるにはちょうど良い時期だと思います。
23時間休符、1時間演奏、を43年3か月弾き続けると、生涯楽しめます。

2018/02/24 (Sat) 09:26 | やぢま | 編集 | 返信

モル作

ゆきなぎさん

ノクターン良いですよね〜(=´∀`)
教育にしか情熱がない人なのかと思い込んでましたが、あれでかなり印象変わりました。
まぁでもきっとピアノ教室の世界では、チェルニーらしさの枠から外れた曲はスルーされちゃうんだろな、って気がしてます。笑

そうそう、ゆきなぎさんに報告したかった事が。

今、アップライトと電子ピアノで、手持ちの曲を片っ端から弾き比べてるんですが、1番違うのがモツさんのお葬式でした。
和音とメロディの繋がり方もそうですが、音の進みも含めて、境界線が全くないような滑らかな混ざり方を感じやすいんです。

ラヴェルさんとかショパンさんももちろん綺麗なんですが、モツさんのあの単純な曲で、しかもメロディなんか、(ミ)(#レ)(ファ)(ミ#)(レ)(ド)みたいな、一瞬で決めたような代物なのに、しかも弾いてるのはクソ素人の俺なのに笑、と驚きでした。

モツさんの事、嫁さんに聞いてみたんですよ。
そしたら、モツさんは、ヴィオラやバイオリンでも、異様に弾きにくい難所があって、しかも弾けても大して目立たなくて評価もされないし客も無反応、失敗した時だけボロクソになる、っていう音を自然な流れで差し込んで来る、って言ってました。
確かに、あの葬式曲も、全然難曲ではないけど、1やけに弾きにくい所がやけに綺麗なんですよ。
でも、特にヤマになるような箇所じゃなくて、演奏効果はそこまで、という。笑

体験したのが1曲だけなので、モツさんの秘密に触れられる程ではないし、こんな説明で伝わるかも分かりませんが、多分今までも、こういう風に思った人は過去にも沢山いると思うので、調べると何か出てくるんじゃないかと思います。


3行でまとめると…

モーツァルト
ちょぃムズだけど
おもろいね

って感じです( ;´Д`)

2018/02/24 (Sat) 18:12 | モル作 | 編集 | 返信

モル作

やぢまさん

43年3ヶ月、ちょっと寿命が10〜20年くらい足りなそうな気がするので、頑張ってテンポ速くしてみようと思います。笑

アプ愛あふれてますよ〜( # ´Д`)
さっきまで引きこもって弾いてました。
もうこのまま、アップライトの一部、フタとかになりたい気持ちです。
やぢまさんの演奏を聴いてると、ピアノとめっちゃ協調してるの伝わってきますよ。
ピアノの腕も去ることながら、おピアノ愛の賜物でもあるんでしょうね。

2018/02/24 (Sat) 18:12 | モル作 | 編集 | 返信

大竹真人

アップライトの名前

パイ子
雲子
ちゃぺる

この3択でいかがでしょうか(;´Д`)

ちなみに、うちのアップライトの名前は「ハフナーくん」といいます。
型番が「ハフナー」なのでそのままの名前なのですが、
もう完全におじいちゃんなうえ、製造元がはさーんしているので、
天涯孤独の身なので、私が引き取らないと生きていけないんです( ;∀;)

それはもう後期高齢者のような・・・
私が後期高齢者になるころ、配偶者はいるのだろうか、
それこそ天涯孤独の身になっているのではないか、
と今から戦々恐々としています(^◇^)

2018/02/25 (Sun) 14:20 | 大竹真人 | 編集 | 返信

モル作

大竹ちん

名前はね、もう決まったらしいよ。笑

良い名前つけてますね( # ´Д`)
ピアノは製造元あろうがなかろうが、ピアノをメンテする業者がいなくならない限り、そこまで支障ない気がするので、安心ですね。

高齢老人なんて、配偶者や孫がいてもいなくても、どうせ疎外感と孤独感だらけですよきっと。笑
犬でも飼って、好きなピアノを弾いて、近所の未亡人のばぁさんと友達にでもなれてれば、それはそれで結構恵まれたじじぃ生活だと思いますよ。笑
どうせ、そんなに悪いようにはならないよ。

2018/02/25 (Sun) 17:25 | モル作 | 編集 | 返信

ゆきなぎ

>境界線が全くないような滑らかな混ざり方

なるほど、モツさんの、和音の多く使われた曲なんかは、とりわけ実感しやすいのかもしれないですね!
そういえば、前の電子ピアノの頃、モツさんの幻想曲k.397を弾こうとしていて、2ページ目まで弾いたところで何かしっくりこなくてやめてしまったんですよ。それは、そのときは「??」で終わっていたけれど、今思えば、音の混ざり方などによる違和感だったのかもしれません。

いくつかの曲はアップライトやキーボードでも比較弾きしてみたけれど、モツのソナタ(クリアな単音系を要するもの)は、そこまでの違和感はないんですよね。

>モツさんは、ヴィオラやバイオリンでも、異様に弾きにくい難所があって、しかも弾けても大して目立たなくて評価もされないし客も無反応、失敗した時だけボロクソになる

他楽器でも同様なんですね。モツ弾き出したら、あちこち気になって、いつまでたっても完成しません。
しかし、モツ弾いている身としては、美しいモツ演奏に感動するんですが、一般客の反応はそんなものですかね;

貴重な情報をありがとうございました!

2018/03/01 (Thu) 10:34 | ゆきなぎ | 編集 | 返信

モル作

ゆきなぎさん

モツさんの音の積み上げ方や差し込み方って本当に不思議ですね。
後続の作曲家達が同じメロディや和音や進行を使っても、ああいう感覚とはまたちょっと違うし、必要最小限であんな響きを何度も出せるってのは驚きですね。

ゆきなぎさんは、感覚や気質的にかなりモーツァルトの深部に迫れる気がします。
めっちゃ相性良さそう。

K.397も良い曲ですよね(=´∀`)
幻想曲はどれも好きです。
ピアノ協奏曲も。
言われてみれば確かに、ソナタはもっとはっきりした音響のが多いですね。
色んなところでよく、コロコロとか言われてますね。笑

私も、そのうちモツさんのもうちょぃ本格的な曲を弾いてみたいと思ってます。

が、しかし、何とかなりそうな曲が全く見当たらず( ;´Д`)

2018/03/02 (Fri) 01:15 | モル作 | 編集 | 返信

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